メインセクター「Galleries」では、世界のトップギャラリー239軒が参加し、絵画、彫刻、ドローイング、インスタレーション、写真、ビデオ、デジタルアート、版画などの作品を厳選して展示。3年目を迎える「Kabinett」セクターでは、参加ギャラリーのブース内で特別にキュレーションされたインスタレーションが披露される。
バーゼルのアート・バーゼルを代表する「Unlimited」セクターでは、約70の大規模なインスタレーションやパフォーマンス作品が展示される予定。公共空間にアートを展示する「Parcours」セクターでは、ニューヨークのスイス・インスティテュートのディレクターであるステファニー・ヘスラーがキュレーションを担当し、「Second Nature」というテーマのもと、アートと命の境界が曖昧になりつつあることを探求するアーティストの作品を会場周辺の都市空間に展開する。さらに、カタリーナ・グロッセはメッセ広場とその周辺をスプレーガンで塗りつぶし、空間全体を色彩豊かな環境へと変貌させる。
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303 Gallery, Mennour, Pace Gallery. Courtesy of Art Basel
また、「Feature」セクターでは、17のギャラリーが16のキュレーション展示を行い、美術史的なプロジェクトに焦点を当てたプレゼンテーションが展開される。「Edition」セクターでは、版画やエディション作品の分野で活躍する7つのギャラリーが作品を展示する。
バーゼルのアート・バーゼルのディレクターであるマイケ・クルーズは、次のようにコメントしている。「2025年のアート・バーゼルでは、世界中のアート関係者を再び迎え、素晴らしい作品の数々を披露できることに興奮している。多様で壮大なアートを展示し、国際的な対話を生み出すと同時に、世界のアートカレンダーにおけるもっとも影響力のあるイベントとしての地位を再確認させることだろう」。
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