セゾン文化財団が舞台芸術にかかわる活動や事業をサポート。2018年度の公募開始

今年で活動30周年を迎えるセゾン文化財団が、『現代演劇・舞踊対象 公募プログラム』の2018年度の募集を開始した。現代演劇、コンテンポラリーダンス、パフォーマンスを対象とし、採択された場合には、資金だけでなく稽古場やワークショップ会場、さまざまなノウハウが提供される。

森下スタジオ 内観(Sスタジオ)

 舞台芸術を専門に支援するセゾン文化財団が、2018年度『現代演劇・舞踊対象 公募プログラム』の募集を開始した。

 これは、現代演劇・舞踊の領域における活動を対象に、助成金や会場、情報などを、以下のプログラムを通して提供するというもの。

 現代演劇・舞踊界での活躍が期待される劇作家、演出家あるいは振付家を支援する「芸術家への直接支援」、現代演劇・舞踊界が抱えている問題の解決を目指す事業を支援する「創造環境イノベーション」、海外パートナーとともに、複数年かけて発展していくプロジェクトを支援する「国際プロジェクト支援」、海外の芸術家、芸術団体との交流あるいは滞在機会を提供する「セゾン・アーティスト・イン・レジデンス」。この4つのプログラムのほかに、渡航費を援助する「フライト・グラント」も2018年中に募集予定だ。

 希望者は、長期滞在用ゲストルームを完備した稽古専用スタジオである「森下スタジオ」(所有・運営:セゾン文化財団)も借りることができる。この森下スタジオでは、一般の方も参加できるワークショップ、ショーイング、トークイベントなども普段から開催されている。

 「マームとジプシー」の藤田貴大や「岡崎藝術座」の神里雄大なども活用した支援プログラム「セゾン・フェロー」では、資金や稽古場が提供されるほか、さまざまなノウハウを教わることもできる。舞台芸術の世界を目指す人は、積極的に活動に役立ててみてはいかがだろう。

トーク会場風景(セゾン・アーティスト・イン・レジデンス パブリック・トーク: Choy Ka Fai)

編集部

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