日本財団が「障害者芸術支援フォーラム」開催へ。福祉現場でのアートの多様性を問う

日本財団が9月9日に「障害者芸術支援フォーラム」を開催。「障害者の芸術」における多様な活動に対し、理解を深める議論の場を提供する。

「障害者芸術支援フォーラム」メインビジュアル

 日本財団は今年度より、2020年とそれ以降の「障害者と芸術文化」の発展に取り組むプロジェクト「日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS」をスタートさせている。その一環として、開催されるのが「障害者芸術支援フォーラム」だ。

 これは「障害者の文化芸術」における多様な活動に対し、理解を深め合うことを目的としたもの。現在、「アール・ブリュット」「アウトサイダー・アート」「セルフトート・アート」など、様々な解釈・カテゴライズが存在する福祉現場での芸術活動の現状と問題点を洗い出し、未来志向の方策を考える機会にするという。

 登壇者は講演、執筆活動もしながら2012年に一般社団法人Get in touchを設立した女優の東ちづるをはじめ、障害者の創作活動などについての研究を行っている服部正(甲南大学文学部准教授)、「鞆の津ミュージアム」でキュレーターを担当したのち16年4月よりアウトサイダー・アート専門ギャラリー「クシノテラス」をオープンさせた櫛野展正、作家の田口ランディなど。

 様々な視点を持つプレーヤーが一堂に会し、障害者芸術支援のあるべき姿を探る。

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