トム・サックスとナイキがコラボ。火星を歩けるシューズが誕生!?

スポーツウェアブランドのナイキが、アーティストのトム・サックスとのコラボレーションによって生まれた「マーズヤードシューズ」の発売を発表した。

ナイキクラフト マーズヤード2.0

 トム・サックスは1966年ニューヨーク生まれ。ブランドロゴやキャラクターといった現代社会のアイコンを用いたアイロニカルな彫刻作品で知られる。近年は、宇宙や茶道などをテーマに幅広い作品を手がけており、「宇宙と芸術展」(2016-17、森美術館、東京)、「Tom Sachs: Tea Ceremony」(2016、イサム・ノグチ美術館、香川)など、日本でも多数の展覧会に参加している。

 トム・サックスがナイキとコラボレーションしたオリジナルシューズは、「宇宙旅行に求められる精神と肉体的要素」をテーマに開かれた展示会「Space Camp 2.0:Mars」(2012)で発表されたものが最初。サックスはそのシューズを自ら長期にわたって使用し、5年を経た今、耐久性の向上などの改良を加えて、今回の第二弾を発表するに至った。サックスは、「汚くなるまでシューズを履いて、『これが私の履いたシューズです。私の生きた証、これまでに私が経験してきた証拠です』と語って欲しい」と述べている。

 6月には、「スペースキャンプ」というイベントをニューヨークとロンドンで開催。このイベントは、サックスが普段からスタジオで行っている筋力や指先のトレーニングを取り入れた障害物コースに挑戦するもので、通過者にシューズが先行販売された。今後のイベント開催予定などの情報はウェブサイトで確認できる。

編集部

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