Acne Studios(アクネ ストゥディオズ)が、ブランド創立30周年を記念し、写真家ナン・ゴールディンが撮影を手がけた新たなキャンペーンを発表した。ブランドにゆかりのあるアーティストやクリエイターらを被写体に迎え、その原点である「デニム」を軸に30年の歩みを振り返るものだ。
Acne Studiosの歴史は1996年、ストックホルムで100本のローデニムジーンズを制作し、地元のアーティストやクリエイター、友人たちに贈ったことから始まった。当時の名称「Acne」は、「Ambition to Create Novel Expressions(新しい表現を創造する野望)」の頭文字に由来する。2006年に現在の「Acne Studios」へと名称を変更し、スカンジナビアの感性とカウンターカルチャーの精神を融合させながら、ファッションを軸に様々な表現を展開してきた。
ナン・ゴールディンが写す、Acne Studiosのコミュニティ
30周年を迎えるにあたり、共同創設者兼クリエイティブ・ディレクターのジョニー・ヨハンソンがあらためて着目したのが、ブランドの出発点でもあるデニムだ。今回、Acne Studiosはゴールディンと初めてコラボレーション。過去30年を象徴するデニムの現行モデルやアーカイブ、復刻モデルを組み合わせて身につけた人々を、ゴールディンが親密なポートレートとして撮影した。

被写体となったのは、これまでAcne Studiosとコラボレーションや対話を重ねてきた人々だ。ミュージシャンのエリー・ロウゼル、モデル兼写真家のグィネヴィア・ヴァン・シーナス、アーティストのジョナサン・リンドン・チェイスとピーター・シュレシンジャー、写真家のジョーダン・ヘミングウェイ、俳優兼ミュージシャンのジュリエット・ルイス、俳優の福島リラ、アーティストのサンドラ・ポールソンら、多分野のクリエイターが参加。さらに後日、もうひとりのポートレートが公開される予定だ。

ヨハンソンはプレスリリースで、長年ゴールディンの作品から影響を受けてきたとし、今回求めたのは「アイコン」でありながら、同時に「親密でパーソナル」なイメージだったと説明する。出演者についても「モデルとしてではなく、友人として出演してもらいたかった」と語っており、今回のキャンペーンは、ブランドとクリエイターたちのあいだに長年築かれてきた関係性そのものに焦点を当てたものとなっている。
キャンペーンの公開にあわせ、30周年を記念した復刻版デニムのカプセルコレクションも9月3日に発売された。ラインナップは、スリムなローライズカットの「1996」、当時のアイコニックなフィットから着想したブーツカットの「2009」、そしてデニムジャケット。それぞれ2種類のウォッシュ加工で展開されている。























