シャネルは、日本の映画界における次世代クリエイターの育成を目的としたメンターシッププログラム「CHANEL AND CINEMA - TOKYO LIGHTS」の一環として、受賞作品の一般公開イベント「CINEMA WEEKS」を開催する。会場は東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで、会期は4月24日から5月24日まで。入場は無料(予約優先)となる。

本プログラムは2024年に始動し、映画監督の是枝裕和をはじめ、ティルダ・スウィントン、安藤サクラ、役所広司、西川美和らが参加するマスタークラスを核に展開。映画制作を志す若手に対し、実践的な学びと制作機会を提供する取り組みとして位置づけられている。
今回上映されるのは、そのマスタークラス受講者のなかから選ばれた首藤凜、田中さくら、古川葵による3本の短編作品。シャネルと是枝のサポートのもと制作されたこれらの作品は、いずれも人間関係や記憶、他者との距離といったテーマを、それぞれ異なる感性で描き出している。

首藤凜監督の『親切がやって来る』は、夜の路上で偶然出会った他者同士の関係性を通して「他者への不安」を描く作品。田中さくら監督の『夜明け』は、姉妹の別れの朝を舞台に記憶の揺らぎを静謐に描写する。そして古川葵監督の『夕べの訪問客』は、弁護士と依頼者の再会を軸にした緊張感あふれる密室劇となっている。



完成作品について是枝裕和は「マスタークラスから始まったコラボレーションが作品として結実したことを嬉しく思う」とコメント。ティルダ・スウィントンも「どの作品も新しい感性で人のつながりを描いており、未来への希望を感じさせる」と評価を寄せている。
なお受賞者には、シャネルの象徴的素材であるツイードに着想を得た特製トロフィーが授与される。異なる要素が織り合わさることで成立するツイードの構造は、多様な人々の協働によって生まれる映画制作のプロセスとも重ねられている。
シャネルは本プログラムを通じて、映画という「第七芸術」における創造性の継承と発展を支援し続ける姿勢を示している。今回の上映は、その最初の成果を広く提示する場となるだろう。


























