成田空港に巨大な竹のインスタレーション。四代田辺竹雲斎が手がける《空の環》誕生

成田国際空港第1ターミナルの5階がリニューアル。四代田辺竹雲斎が手がける巨大作品を中心とする「SHIKISAI GARDEN」がオープンした。

成田空港に設置された四代田辺竹雲斎《空の環》

 多くの訪日外国人で賑わう成田国際空港。その第1ターミナルの5階がリニューアルし、「SHIKISAI GARDEN」がオープンを迎えた。

 総工費約25億円を投じたこのエリアの面積は約8000平米(館内5000平米、デッキ3000平米)。日本の四季を感じながら、くつろげる空間として整備されたもので、エントランス・吹き抜け、リラックスエリア、デジタルアート、キッズエリア、フードコート、展望デッキで構成されている。

 ここで注目したいのが、竹工芸の名跡を継ぎ、竹という素材と向き合う現代アーティストとしても活動する四代田辺竹雲斎によるインスタレーション《空の環》だ。

四代田辺竹雲斎によるインスタレーション《空の環》

 四代田辺竹雲斎は東京藝術大学美術学部彫刻科卒業後、父である三代田辺竹雲斎に師事し、2017年に現在の名前を襲名。活躍の場を世界にも広げており、ボストン美術館、大英博物館、フランス国立ギメ東洋美術館、メトロポリタン美術館などで展覧会を開催してきた。

 エントランス・吹き抜け部分に設置された本作は、今回のリニューアルの目玉のひとつ。空の広がりや無限性を象徴するとともに、展望デッキや空間全体へと流れ出すエネルギーや水の循環も表している。準備に3ヶ月、滞在制作に1ヶ月半をかけて制作された本作は、四代田辺竹雲斎にとって過去最大の作品となった。

5階から見た《空の環》

 成田空港の藤井直樹社長は、今回のリニューアルについて「日本の雰囲気を体験し、ゆっくりできる場として全面改修した。いまある施設をより快適なものにすることが必要。日本ならではの良さをしっかり打ち出す場として愛されていけば」と自信を覗かせる。

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