今年11月、東京・京橋に開業する戸田建設による大規模開発「TODA BUILDING」(以下、TODAビル)。その開業約3ヶ月前となる7月27日に、プレイベントとしてトークセッション第2弾が行われる。
TODAビル開業までに2回の開催が予定されているトークセッションでは、昨年12月に第1弾を実施。第2弾にあたる今回は、アートによる新しい「公共性」を軸に、都市における「ART POWER」を生み出すための新たな仕組みや方法について、アーティストや建築家等による様々な実践から議論を深めるという。
登壇者は、東京大学生産技術研究所で特任教授を務める建築家で、ART POWER KYOBASHIのアドバイザリーコミッティメンバーでもある豊田啓介、ジェネラティブアート振興財団代表理事でアーティストの高尾俊介、アーティスト・コレクティブのSIDE CORE。モデレーターは、シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]の廣田ふみが務める。
TODAビルは地下3階28階建ての超高層ビルで、8~27階がオフィスフロアとなり、1~6 階を芸術文化施設と商業施設で構成される。戸田建設はこのビル開業にあわせ、アートプログラム「ART POWER KYOBASHI」を展開する。
同ビルは、天井高さ約16メートルの大きな吹き抜け空間のエントランスロビーとその吹き抜け空間を取り囲む回廊(アートコリドー)に、パブリックアート・プログラムによる新進アーティストの作品が展示。国内外で活躍するキュレーターの飯田志保子を迎え「螺旋の可能性──無限のチャンスへ」をコンセプトに4名の新進アーティストの作品をエントランスロビー、屋外広場、2・3階の回廊などで展開予定だ。また、3階にはギャラリーコンプレックスが創設され、タカ・イシイギャラリー(六本木など)、小山登美夫ギャラリー(六本木など)、KOSAKU KANECHIKA(天王洲)、Yutaka Kikutake Gallery(六本木)の4ギャラリーが入居する。