青森県立美術館、シャガール「アレコ」舞台背景画が借用期間延長

青森県立美術館が同館内で展示しているマルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画全4点。そのうち唯一外部から借用している1点の借用期間が延長された。

青森県立美術館の展示風景より、フィラデルフィア美術館から借用中のバレエ「アレコ」の背景画(《ある夏の午後の麦畑》)

 青森県立美術館は、同館の象徴のひとつになっているマルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画の借用期間が延長されたと発表した。

 バレエ「アレコ」の背景画全4作品は、シャガールがバレエ「アレコ」公演のために制作したもの。1968年の公演を最後にその役割を終え、現在は青森県立美術館が3点を収蔵。美術館の中心に設けられた縦・横・高さ約20メートルの巨大空間「アレコホール」に、背景画全4作品を展示している。

 全4幕からなるそのバレエの背景画の内、同館の収蔵品は3点。残る1点(第3幕)はアメリカのフィラデルフィア美術館から借用しているものだ。今回、この借用期間が2027年3月末まで延長された。今後も全4作品を揃って鑑賞できることとなる。

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