今年新設された「絹谷幸二芸術賞」の受賞者が決定した。同賞は、洋画家・絹谷幸二の「次代を担う新進アーティストをサポートしたい」という思いのもと、産経新聞社が賛同し、創刊90周年の記念事業としてスタートさせたもの。
第1回は、40歳以下の美術家を対象に全国の学芸員や美術関係者からの推薦で候補者が選出され、絹谷幸二、島敦彦(国立国際美術館長)、建畠晢(埼玉県立近代美術館長)の3名による審査が行われた。
大賞となったのは近藤亜樹。近藤は1987年北海道生まれ、山形県在住。エネルギーに満ちあふれた作品で知られ、2021年にはVOCA奨励賞を受賞している。また奨励賞には1987年東京都生まれの大小島真木が選出された。
受賞者にはそれぞれ賞状と賞金(大賞100万円、奨励賞50万円)、副賞が贈られた。