2018年1月にグランドオープンし、年に6回、テーマに沿って展示替えを行ってきた銀座「SHISEIDO THE STORE」のウィンドウギャラリーが6月20日、「水」をテーマに新たな展示を発表した。
これまでに引き続き、美術家のミヤケマイがアートディレクションを行う今期は、中央通りはテーマを「海と記憶」として、アーティスト・宮永愛子がメッセージボトルの形状のナフタリンの彫刻の新作を制作。「船旅」をキーワードに、旅行鞄、港や浜辺を思わせるガラスのブイ、貝殻、そして石などを配している。
対して花椿通りのテーマは、身近な「生活の中の水」。東京の下町で代々桶を製造している「桶栄」 4代目の川又栄風が手がけた、風呂場で使う洗い桶、風呂椅子、そして金魚桶型の作品とともに、ミヤケによる肉筆画が華を添える。
銀座に出かけた際には、「SHISEIDO THE STORE」で2つの水にまつわる記憶の旅を対比させた郷愁を誘う演出に注目してほしい。