これまで18年間にわたり世界32都市で展示され、六本木アートナイトで日本初上陸となる《レッドボール・プロジェクト》は、アメリカ出身のアーティスト、カート・パーキシーによる周遊型パブリック・アートだ。
ゴム製の巨大な赤玉はおよそ125キログラム。毎日移動を繰り返しながら、六本木の街を1週間にわたって巡回するが、5月20日、その初の展示場所となる六本木・ピラミデビル前で作品が初披露された。
パーキシーは1986年シカゴ生まれ。幅広い年齢層の作家に新たな体験をもたらすことに焦点を当て、彫刻、コラージュ、公共空間を使った作品のほか、舞台デザインなども手がけてきた。
今年2月に六本木周辺を見学し、その展示場所を検討したというパーキシー。「東京のユニークな建築とのコラボレーションが楽しみです。展示場所によって、みなさんからまったく異なる反応を得ることができるはずです」と期待を見せる。
赤い色は、エネルギー、愛、遊び心などを表しているという本作品。24日までに作品の写真を撮影し、InstagramかTwitterに投稿した人々を対象とした「六本木アートナイト2019」3館共通ペアチケットキャンペーンも行われているため、見かけた方は撮影してみてはいかがだろうか。(参加方法・詳細は公式サイトにて)