NEWS / HEADLINE - 2019.4.16

世界遺産「ノートルダム大聖堂」で火災。ルーヴル美術館らが結束を表明

フランス・パリを象徴する世界文化遺産「ノートルダム大聖堂」で火災が発生。尖塔が倒壊するなどの被害が生じ、大きな衝撃を与えている。

火災で燃えるノートルダム大聖堂 出典=ウィキメディア・コモンズ

 フランス・パリの中心地であるシテ島にある「ノートルダム大聖堂」で現地時間15日18時50分頃(日本時間16日午前1時50分頃)に火災が発生し、尖塔を焼失するなど大規模な被害が発生した。同大聖堂では改修工事作業が行われており、この工事が火災の原因である可能性が高いと現地のメディアは報じている。

 ノートルダム大聖堂は1345年に建設されたゴシック様式を代表する建築物。フランス革命の際には一部が破壊されたが、19世紀に修復が行われ、1991年には「パリのセーヌ河岸」という名称で周辺の文化遺産とともにユネスコの世界文化遺産に登録された。

火災で燃えるノートルダム大聖堂 出典=ウィキメディア・コモンズ

 今回の火災に対し、エマニュエル・マクロン大統領は「パリのノートルダムが火災に襲われています。全国が衝撃を受けています。すべてのカトリック教徒、すべてのフランス人に思いを寄せます。すべての国民と同様に、私は今夜、われわれの一部が燃えるのを見て悲しんでいます」とコメントしている。

 いっぽう、大聖堂からもほど近いルーヴル美術館は「ノートルダム大聖堂を襲った火災は世界にとっての悲劇だ。ルーヴル美術館は消火活動に当たっている人々に称賛と結束の意を表明します」とツイート。

 またポンピドゥー・センターも「私たちはこの悲劇と戦うために動員されたチームに連帯を表明します」としている。

 なお、同寺院が所蔵する多数の文化財は焼失することなく救出されたという。

 またAFPによると、グッチやサンローランなどを有するラグジュアリーグループ「ケリング」のCEOでアート界にも絶大な影響力を持つ実業家、フランソワ・ピノーはノートルダム大聖堂再建のために1億ユーロを拠出することを発表している。