ルーヴル美術館に泊まろう。
Airbnbで閉館後の美術館を独り占めできるチャンス

Airbnbとルーヴル美術館は、同美術館を「魅力あふれる家」に変身させ、一夜限りの宿泊と体験を特別限定企画で提供するプロジェクトを発表した。対象となるのは2名1組で、4月30日一夜限りの体験となる。

Airbnb × ルーヴル美術館

 世界191ヶ国以上、8万1000以上の都市で600万を超えるユニークな宿泊施設を掲載するAirbnb(エアビーアンドビー)が、世界を代表する美術館であるルーヴル美術館とタッグを組み、ユニークなプロジェクトを行う。

 今回のタッグでは、Airbnbがルーヴル美術館を「魅力あふれる家」に変身させ、一夜限りの宿泊と体験を特別限定企画として提供。ルーヴル美術館のガラスのピラミッドが30周年を迎えたことを記念し、その下に設けられた特製「ミニ・ピラミッド」に宿泊することができる。

特製「ミニ・ピラミッド」
館内から見た特製「ミニ・ピラミッド」

 また、閉館後の美術館を独り占めできるのも今回の企画の特徴だ。世界中から観光客が押し寄せ、つねに多くの人で賑わう《モナ・リザ》の前にはラウンジソファが設置。レコードが奏でるフレンチミュージックに耳を傾けながらアペリティフを楽しみつつ、《モナ・リザ》をじっくり鑑賞できる。この作品をここまで独占できる機会はそうないだろう。

《モナ・リザ》の前に設置されたラウンジソファ

 また同じくルーヴル美術館を代表する作品《ミロのヴィーナス》の前がポップアップダイニングルームとなり、女神とともに夕食を楽しめるほか、ナポレオン3世の居室では、アコースティック・サウンドの演奏会も体験できる。

《ミロのヴィーナス》の前がポップアップダイニングルームとなる
ナポレオン3世の居室

 この特別企画について、ルーヴル美術館副館長のアンヌ・ロール ベアトリクスは「夜のルーヴルを独り占めしたいと思う方は、たくさんいらっしゃることでしょう。だからこそ、忘れられない思い出を体験していただきたいと思います」とコメント。「Airbnbとのパートナーシップを通じて、より多くの方にアートが身近で、感銘を与える存在であるかを感じていただければ何よりです」。

 いっぽう、Airbnbフランスのジェネラルマネージャー、エマニュエル・マリルは「刺激的でユニークな体験を提供することによって、Airbnbのコミュニティを称え、パリ市民と世界中の旅行者を歓迎できること、さらに、斬新で信頼のある形で美術館を再発見する機会を提供できることを大変楽しみにしています」と語っている。

 前アメリカ大統領のバラク・オバマやビヨンセ&ジェイ・Z夫妻も体験したこの特別なツアーを楽しめるのは、抽選から選ばれた2名1組のみ。興味のある方は応募してみてはいかがだろうか。

編集部

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