フェルメール展が入場者数40万人を突破。1月9日からは日本初公開の《 取り持ち女》を展示へ

10月5日から東京・上野の森美術館で開催されている「フェルメール展」の来場者数が、12月18日で40万人を突破した。過去最多のフェルメール作品が揃う本展、2019年1月9日からは日本初公開の《 取り持ち女》が展示される。

会場には連日多くの人々が詰めかけている

 過去最多となる9点(期間限定を含む)のフェルメール作品が揃うことで話題を集めている「フェルメール展」が、開幕から約2ヶ月で入場者数40万人を突破した。

 10月5日に開幕した同展は、「第1章 オランダ人との出会い:肖像画」「第2章 遠い昔の物語:神話画と宗教画」「第3章 戸外の画家たち:風景画」「第4章 命なきものの美:静物画」「第5章 日々の生活:風俗画」「第6章 光と影:フェルメール」の全6章構成。

 フェルメールの作品は、第6章でまとめて展示されており、一度に複数のフェルメール作品を鑑賞できる場所となっている。

 同展では、開幕直後の10月26日に入場者数10万人を記録。その後、11月13日に20万人を、11月29日に30万人を突破するなど、順調に数字を伸ばしてきた。

 会期終盤の2019年1月9日~2月3日には、日本初公開となる《取り持ち女》も展示されることになっており、リピーターを含めたさらなる動員が予想される。

ヨハネス・フェルメール 取り持ち女 1656 キャンバスに油彩 143×130cm ドレスデン国立古典絵画館 bpk / Staatliche Kunstsammlungen Dresden / Herbert Boswank / distributed by AMF

 2008年に東京都美術館で開催された「フェルメール展」が93万人という入場者数を記録しただけに、本展の数字がどこまで伸びるのかに注目が集まる。

編集部

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