TASKO × Abstract Engineの「Tug of Memories」は、ロボットアームが物理的にピアノを手繰り寄せ、レールに記録されたデータを読み取り演奏を行う装置。機械的な動作を通じて記憶や時間の層を触発し、鑑賞者に身体的な想起を促す。一方、池坊 / BAUMX / enigmaによる花と光を用いたインスタレーションは、生命の多元性を感覚的に体験させる。


さらに、世界最高峰のデジタルアート賞Prix Ars Electronica 2025にてHonorary Mention を受賞した藤堂高行による《鎖に繋がれた犬のダイナミクス》や、大阪・関西万博でも使用された「echorb」、個人の生体データをもとに最適化された音楽と照明によって、パーソナルに眠りを持ち運ぶことができる新しい睡眠システムを提案するKonel Inc. / NTT DX Partner Corporationの「ZZZN SLEEP APPAREL SYSTEM」 など、デジタル技術と創造の境界を問い直すプロジェクトも多数ラインナップされている。



都市空間の中で起きる“対話”としての体験
本フェスティバルはたんなる展示ではない。多くのクリエイターが会場に常駐し、来場者との対話を通じて思考の交換が起こるよう設計されている。この点こそ、都市そのものを作品化する「TOKYO PROTOTYPE」ならではの特徴と言えるだろう。
この3日間を通じて、東京の街角で出会うプロトタイプは、未来の文化やテクノロジー、そしてアートのあり方を問いかける実験的な場となる。
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