札幌国際芸術祭2027が第1弾参加アーティスト、主要会場、新たなキュレーターを発表【2/3ページ】

 第1弾となる参加作家は10組。石狩の厳しい自然のなかで、地球の時間=ディープタイムを見つめながら鉄と向き合う彫刻家・川上りえ、漂流物や拾得物を組み合わせ、不思議な生き物たちを召喚する津別のシゲチャンランド(大西重成)、ときに身体ごと使用する驚異的な版画技術でこの世をユーモラスに描出する若木くるみが、北海道出身/在住アーティストとして作品を展示する。

川上りえ Landscape Will 2019 2019 Photo by MAEZAWA Yoshiaki SIAF2027参加アーティスト参考作品 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
若木くるみ ぽっぴんを吹け娘 2020 SIAF2027参加アーティスト参考作品 提供=札幌国際芸術祭実行委員会

 北海道博物館には、いのちの在り方を問いかけた大阪・関西万博シグネチャーパビリオン「いのちの未来」を継承する、石黒浩/いのちの未来研究所によるアンドロイドが登場。ファッションデザイナー・中里唯馬は、氷河に覆われた極寒地のフィールドワークをへて生み出された新作シリーズGLACIERを場に即した特別な展示にする。

 スイスのメディアアート・コレクティブ Fragmentinは札幌でのリサーチを生かした作品を、フランスのアニメーション作家 Boris LABBÉは新作を発表予定。檜皮一彦は自身のメディアとして車椅子を用いSIAF2024をリサーチ。その成果を会場づくりに反映させるという。

石黒 浩/いのちの未来研究所 ヤマトロイド ©︎FUTURE OF LIFE SIAF2027参加アーティスト出展予定作品 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
中里唯馬 Photo by NAKAZATO Yuima SIAF2027参加アーティスト参考画像 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
Fragmentin GLOBAL WIRING 2023 SIAF2027参加アーティスト参考作品 提供=札幌国際芸術祭実行委員会
檜皮一彦 walkingpractice feat.HIWADROME 2023 SIAF2027参加アーティスト参考作品 提供=札幌国際芸術祭実行委員会

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