岐阜・下呂市で新たな芸術祭「下呂 Art Discovery 2026」が開催される。会期は2026年9月11日〜11月8日。総合ディレクターは「大地の芸術祭」などで知られる北川フラム。
本芸術祭は、2024年秋に行われた「南飛騨 Art Discovery」の成功を受けて発足。日本三名泉のひとつである下呂温泉を擁する自然豊かな地域を舞台に、森や古い町並み、木造校舎の廃校などを活用したサイトスペシフィックなアートを展開する。テーマは「Art × Discovery」。アートと温泉に浸りながら、地域と自分自身を再発見することを目指す。

メインプロジェクトのひとつとなるのが、旧湯屋小学校を舞台にしたアートプロジェクト「みんなの学校」だ。授業や運動会、修学旅行など、誰もが持つ「小学校の記憶」をもとに、作品やワークショップを公募。募集は2026年1月15日まで行われる。アーティストだけでなく、「こんな学校があったらいいな」と思う市民やグループからの応募も歓迎するという。

総合ディレクターの北川は、本プロジェクトについて次のように述べる。「学校は地域の心の灯であり、最後の砦のひとつです。やがて取り壊される旧湯屋小学校を舞台に、みんなの心にある学校を蘇らせ、夢の学校をつくるプロジェクトにしたいと思います」。























