最後の第4章「絵画の内側を視る」は、本展のために同館と田口かおり調査チームが協力して行った、同館の西洋美術コレクションの科学調査結果にもとづく内容となる。本章では、調査対象となった同館所蔵のマルク・シャガール、マックス・ペヒシュタイン、ヴァシリー・カンディンスキー、パウル・クレーの作品が登場し、科学的な視点から作品を見つめる意義について紹介される。

なお関連イベントとして、本展監修の田口によるサタデーレクチャー「《少女と白鳥》を視る」や、担当学芸員によるギャラリートーク、法的、倫理的な問題といった観点から贋作を考えるシンポジウム「美術館と贋作問題」が開催される予定だ。



















