今週末に見たい展覧会ベスト20。古代エジプトから曜変天目まで【3/10ページ】

「第18回 shiseido art egg 第1期展 大東忍展」(資生堂ギャラリー

展示風景より

 資生堂による新進アーティストを応援するための公募プログラム「shiseido art egg」の第18回展で入選した大東忍、すずえり(鈴木英倫子)、平田尚也の3名のうち、第1期となる大東忍の個展「不寝の夜(ねずのよる)」が開催中だ。レポート記事はこちら

 大東は1993年愛知県生まれ。愛知県立芸術大学美術研究科博士前期課程油画・版画領域を修了し、現在は秋田県在住。見知らぬ過疎地や住宅地を歩きながら祖先を供養する「盆踊り」を踊ることで、そこに佇む気配を読み取り、その風景に残る人々の営みや在処について探究する作家だ。昨年は「VOCA展2024」大賞を受賞した

 本展では、大東作品のメインとも言える木炭画に加え、映像や写真作品の新作が、天井高のあるギャラリー空間を生かしながら展示されている。

会期:2025年3月5日~4月6日
会場:資生堂ギャラリー
住所:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
開館時間:11:00~19:00(日祝〜18:00) 
休館日:月(月が祝祭日にあたる場合も休館)
料金:無料

森田浩彰 タイム / クエイク」(青山目黒

 青山|目黒で、森田浩彰の新作インスタレーションによる個展「タイム / クエイク(Time / Quake)」が開催されている。

 2011年の個展「タイム クエイク:Time Quake」では、1995年の阪神・淡路大震災の経験を抽象化し、24本の蛍光灯をグリッド状に天井から吊るすインスタレーションを発表した森田。本展では、2011年3月11日から2024年12月までの13年間にわたり日本で発生したマグニチュード5以上の地震を、地域や個別の文脈から切り離し「1日(24時間)」に圧縮したかたちで体験できるインスタレーションを構成。展示空間では、天井から吊るされたデジタル時計型の照明装置が地震の発生時刻に応じた揺れが再現されている。

会期:2025年3月8日~4月6日
会場:青山目黒
住所:東京都目黒区上目黒2-30-6 保井ビル1階
電話番号:03-3711-4099
開館時間:13:00~18:00(金〜20:00)
休館日:火水木
料金:無料

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