今週末に見たい展覧会ベスト20。古代エジプトから曜変天目まで【5/10ページ】

「ホセ・ダヴィラ 私は目を閉じて見るほうがいい-ジョゼフ・アルバースとの対話」(群馬県立近代美術館


ホセ・ダヴィラ Homage to the Square 2024 Courtesy of the artist. Photo by Agustín Arce.

 群馬県立近代美術館の「ホセ・ダヴィラ 私は目を閉じて見るほうがいい─ジョゼフ・アルバースとの対話」が4月6日に閉幕する。

 ホセ・ダヴィラ(1974〜)は、メキシコのグアダラハラを拠点に活動するアーティスト。2010年代から、抽象美術を代表するアーティストのひとりであるジョゼフ・アルバース(1888〜1976)のシリーズ「正方形讃歌」を題材とした作品を繰り返し制作。アルバースが正方形をかさねることで絵画の画面上で配色実験を繰り広げたのに対して、ダヴィラは金属やセラミック(陶板)などをもちいて、時間や光によって変化する立体作品に発展させている。

 本展では、ダヴィラの作品とアルバースの「正方形讃歌」シリーズの作品をあわせて展示。時代を超えて人々を惹きつけるアルバースのかたちと色彩に対する探求、そして、美術史と対話することで新たな芸術を生み出すダヴィラの挑戦を紹介するものとなっている。

会期:2025年3月1日~4月6日
会場:群馬県立近代美術館
住所:群馬県高崎市綿貫町992-1
電話番号:027-346-5560
開館時間:9:30~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(祝日の場合は翌平日)
料金:一般 300円 / 大高生 150円 / 中学生以下無料

「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」(群馬県立館林美術館

『きんのおの』原画 2017年 著:蜂飼耳、岩崎書店 ©AQUIRAX

 群馬県立館林美術館の「宇野亞喜良展 AQUIRAX UNO」が4月6日に閉幕する。

 本展は、宇野亞喜良の初期から最新作までの全仕事を網羅する、過去最大規模の展覧会となる。1950年代の企業広告をはじめ、1960年代のアングラ演劇ポスターや絵本・児童書、近年の俳句と少女をテーマとした絵画など、多彩で貴重な原画や資料などを紹介。「魅惑のサウスポー」から生み出される、時代を超越した宇野亞喜良の華麗で耽美な創作世界に迫るものとなっている。宇野亞喜良のインタビューはこちら

会期:2025年1月25日~4月6日
会場:群馬県立館林美術館
住所:群馬県館林市日向町2003
電話番号:0276-72-8188
開館時間:9:30~17:00 ※入館は16:00まで
休館日:月(祝日の場合は翌火)
料金:一般 830円 / 大学・高校生 410円 / 中学生以下無料

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