パリファッションウィークでの「MAN/WOMAN」のキャンペーンビジュアルやコム デ ギャルソンのアートを手がける山瀬まゆみ。現在、その個展「colours」が、東京の伊勢丹新宿店メンズ館2階のギャラリースペース「ART UP/アートアップ」で開催されている。会期は9月17日まで。
山瀬は東京生まれ。幼少期をアメリカで過ごし、高校卒業と同時に渡英。ロンドン芸術大学、チェルシー・カレッジ・オブ・アーツ&デザインにてアートを学んだ。現在は東京を拠点に活動を行っている。
相対するリアリティと目に見えないファンタジーや想像をコンセプトに、おもに抽象的なペインティングとソフトスカルプチャーを制作する山瀬。カルチャーやファッション誌の編集や執筆を行いながら、ロンドンやシンガポールでの展示や、PARCO主宰の「シブカル祭」などに参加し、注目を集めてきた。
本展は「色」をテーマに、青・緑・オレンジの3色を基調としたペインティングとソフトスカルプチャーを展示。山瀬にとって「色」は作品を形成する重要な要素の一つであり、体内でつねに動き続ける細胞や感情といった視覚化できない要素を象徴するものだという。