スウェーデンの豊かな自然、神話との共鳴。淺井裕介がボルボ スタジオ 青山で「moving and transportation」を開催

美術手帖とVOLVOのコラボ—レションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOLVO ART PROJECT」。この第7弾では、水や土などの素材を用いて動植物などを描くことで、物語世界を現出させる淺井裕介が登場する。淺井がスウェーデンで滞在制作した作品を展示する企画「moving and transportation」の会期は、11月18日〜27日。

©️ASAI Photo by Yusuke Asai

 美術手帖とVOLVOのコラボレーションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOLVO ART PROJECT」。この第7弾として、アーティストの淺井裕介がボルボ スタジオ 青山で展示を行う。

 淺井は1981年東京生まれ。99年神奈川県立上矢部高等学校美術陶芸コース卒業。主な個展に「八百万の物語」(国際芸術センター青森、2012)、「この場所でつくる」(ARATANIURANO、東京、2014)、「淺井裕介 ― 絵の種 土の旅」(彫刻の森美術館、神奈川、2015-16)などがある。また、「生きとし生けるもの」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2016)、「瀬戸内国際芸術祭」(犬島、2013-16)、「yamatane」(Rice Gallery、ヒューストン、 2014)など、国内外のアートプロジェクトにも多数参加してきた。

淺井裕介 Photo by Yusuke Takeda

 水や土を用いて動植物などを描くことで、物語世界を現出させる淺井。制作滞在場所で採集した土、マスキングテープ、ほこりなども用いながら、壁面や床といった様々なスペースで自由に表現してきた。

 そうしたサイトスペシフィックな作品は、土地の持つ風土、民謡、神話などの想像力を誘起し、可視化する。今回のボルボ スタジオ 青山では、スウェーデンの豊かな自然や神話との共鳴をどのように提示するのだろうか。

 なお、本展の特別鑑賞チケット(5枚限定)の購入者には、淺井がペイントしたボルボミニカーが展覧会終了後プレゼントされるため、気になる方はチェックしてほしい。

©️ASAI Photo by Yusuke Asai

 

編集部

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