2018.12.1

梅沢和木 × TAKU OBATAからジャン=ポール・グードまで、今週末に見たい3つの展覧会

12月2日までに終了する展覧会とスタートしたばかりの展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。

「梅沢和木 × TAKU OBATA 超えてゆく風景」会場風景
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気鋭の2人が初共演。「梅沢和木 × TAKU OBATA 超えてゆく風景」(ワタリウム美術館)

「梅沢和木 × TAKU OBATA 超えてゆく風景」会場風景

 インターネット上の画像を大量に集め、カオス的な画面として実空間で表現する梅沢和木と、B-BOY(ブレイクダンサー)ならではの身体表現技術と躍動を木彫で表すTAKU OBATA(小畑多丘)。本展では、この気鋭のアーティスト2人が初共演。

 壁一面を覆い尽くす梅沢の作品と、そこに佇むOBATAによる2体の彫刻作品が共演する2階のほか、3階と4階ではそれぞれの作品を個展形式のように楽しむこともできる。

会期:2018年9月1日〜12月2日
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-62
電話番号:03-3402-3001
開館時間:11:00〜19:00
料金:一般 1000円 / 学生(25歳以下) 800円

ロバート・インディアナの追悼展。「LOVE & PEACE:ロバート・インディアナ追悼展」(代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラム)

ロバート・インディアナ LOVE 1966 ©2018 Morgan Art Foundation Ltd./Artists Rights Society(ARS), NY

 アメリカン・ポップ・アートの代表作家のひとりであり、今年5月にこの世を去ったロバート・インディアナ。明快な色彩と活字体で「LOVE」をかたどったシリーズで知られその作品は、世界各地の街角に設置されている。

 本展では、ニューヨークを拠点とする手塚美和子をゲスト・キュレーターに迎え、前澤友作のコレクションとともに、インディアナの重要作品を数多く所蔵するモーガン・アート・ファウンデーションのコレクションから、平面や立体作品十数点を展示している。

会期:2018年11月27日~12月2日
会場:代官山ヒルサイドテラスF棟ヒルサイドフォーラム
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8
電話番号:03-3402-3001
開館時間:11:00〜19:00(最終日〜17:00)
入場料:無料
 

シャネルとのコラボレーション作品も。ジャン=ポール・グード展「In Goude we trust! 」(シャネル・ネクサス・ホール)

ジャン=ポール・グード展「In Goude we trust! 」展示風景

 60年代初頭にパリでイラストレーターとして活動を開始し、70年代はニューヨークにて『エスクァイア』誌のアーティスティック・ディレクターに就任。その後は写真、ダンス、映像といった多彩な表現で作品を展開してきたジャン=ポール・グード。

 会場では、グードが20年以上にわたって協働関係を築いてきたシャネルとのコラボレーション作品をはじめ、グードの制作過程を示すドローイングやスケッチのプリント、 映像作品、そしてパフォーマンスなど多彩な作品を展示。グードの世界観を存分に楽しめる空間となっている。

会期:2018年11月28日〜12月25日
会場:シャネル・ネクサス・ホール
住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
電話番号:03-3779-4001
開館時間:12:00〜19:30
休館日:無休