グランドセイコーは1960年誕生の以来、最高峰の腕時計を目指し、正確さや美しさといった腕時計の本質を追求・実現し続けてきたブランド。今年4月には、グランドセイコーとしてミラノデザインウィークへの初出展を果たした。
そして、その展示のためのインスタレーション「THE FLOW OF TIME」は、桐山登士樹(株式会社TRUNK)がプロデューサーを務め、クリエイターとしてデザインスタジオTAKT PROJECT、CGディレクターの阿部伸吾によって実現したもの。
インスタレーションのモチーフとして選ばれたのは、日本の技術を結集したグランドセイコー独自の機構「スプリングドライブ」。今回は、ミラノデザインウィークで発表したインスタレーション「THE FLOW OF TIME」をアップデート版としての展示を、polygon 青山で見ることができる。
「THE FLOW OF TIME」の一部であるTAKT PROJECTのインスタレーション作品《Approach to TIME.》では、透明なオブジェにそれぞれ200以上からなるスプリングドライブの時計部品が封入。それらが浮遊しながら徐々に組み上がり、時計として動き始める。また、12のオブジェの背後には、太陽や天体の軌道など、時のうつろいを表した映像が投影される。
この《Approach to TIME.》は、DSA日本空間デザイン賞2018の金賞、第52回日本サインデザイン賞の銀賞を受賞。この機会に、高い精度と美しさを両立した「スプリングドライブ」とグランドセイコーの美意識を体感したい。