パルコでは2014年より、タイポグラフィやミュージックビデオの制作、雑誌のアートディレクションなどで国際的に活動する2人組「M/M(Paris)」(エムエムパリス)を、広告のクリエイティブディレクターとして連続起用している。1年を単位とし、ファンタジックな「パルコ・ワールド」を継続的に表現してきた彼らは、2016年AWよりセリーヌやルイ・ヴィトンのビジュアルを手がけたことでも知られる写真家、ユルゲン・テラーが撮影を担当する、「童話」がテーマのビジュアルを展開している。
今回発表された広告は、2016年AW広告の続編となる「Chapter3(ESCAPE FROM THE BLACK FOREST)」「Chapter4(RETURN TO THE BLACK FOREST)」と題された2種類。テラーが講師を務めるニュルンベルク・アートアカデミーの学生とともに制作されたビジュアルでは、ドイツの森を舞台に、モデルのリリー・サムナーらが扮するユニークなキャラクターが登場する。
アートとモードを横断して活動するクリエイターたちによって制作されたこのビジュアルは、19世紀ドイツの童話作家、グリム兄弟へのオマージュでもあるという。ポスター・ビジュアルは店舗やサイトで公開中。CMのテレビ放映は3月からを予定している。