INTERVIEW / OIL

「日本画」と現代アートの隔たりはなぜ生まれたか。グループ展「re」 座談会

東京・渋谷のbiscuit galleryで1月6日から23日まで開催されるグループ展「re」。大学で日本画を専攻し現代美術作家として活動する7名の作品が3つのフロアで展開される。参加作家から古家野雄紀、菊地匠、大庭孝文の3名とギャラリー代表の小林真比古による座談会を、本展企画に協力した奥岡新蔵のモデレーションで実施した。当日参加が叶わなかった作家の出口雄樹には、後日電話取材を行った。

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見たことがありそうで見たことのないキューピー人形。森洋史インタビュー

ポップアートを踏襲し、レトロゲームなどを取り入れた絵画を手がける森洋史の個展が銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUMでスタートした。タイトルは「MORYGON KEWPIE(モリゴンキューピー)」。立体作品がメインとなり、NFTで販売される映像作品も手がけるなど初の試みに満ちている。

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写真を通して行われた「往復書簡」。藤井保、瀧本幹也インタビュー

商業写真の世界の第一線で長く活躍し、また、クライアントワークではない写真作品も高く評価されてきた藤井保と瀧本幹也。1994年から98年にかけて瀧本は藤井のアシスタントを務め、ふたりは師弟関係にあたる。初の2人展の開催に向けて2019年6月からメールでの往復書簡が始まり、展覧会と書籍に結実した。

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「コミック・アブストラクション」を実践する2人のアーティスト。水野健一郎×ラッセル・モーリスインタビュー

今年3月にOIL by 美術手帖ギャラリーで開催された、水野健一郎とラッセル・モーリスの2人展「ALTERED STATE - 変更された状態 -」。アニメーションやマンガからの影響を起点に制作する水野と、80年代初頭から関わるグラフィティをルーツにもつモーリスによる、新作と初の共作が発表された。本展のキュレーションを務めたC.C.P.(CHILDHOOD、CALM & PUNK)の安部憲行、そして出展作家の2人に、展覧会について、そしてマンガ・アニメとグラフィティの新たな接点となる動向「コミック・アブストラクション」について話を聞いた。

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「来迎図」からの着想を現代絵画としてかたちにする。舘鼻則孝インタビュー

KOSAKU KANECHIKAにて「Descending Painting」展が開催中の舘鼻則孝。大学の卒業制作で手がけた「ヒールレス・シューズ」がレディー・ガガの専属スタイリストの目に留まり、ステージやミュージックビデオで着用される靴のデザイナーとして注目された。それが今回、ペインティングも靴も同じスタンスで制作をしていることがインタビューから伝わってきた。

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平面と立体という「遅いメディア」で現在のリアリティを表現。東慎也、岡本秀、米村優人インタビュー

京都のCOHJU contemporary artで開催中のグループ展「ジェットストリーム論法」。東慎也、岡本秀、米村優人という3人の気鋭の作家が、平面(油画、日本画)、立体(彫刻)というオーソドックスなメディアを用いて、2021年現在のリアリティを作品に表現する。会場で3人にインタビューを行った。

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存在しない線をキャンバスに描く。三瓶玲奈インタビュー

抽象と具象を行き来するように絵画を手がける三瓶玲奈。様々な季節、時間帯に通い、スケッチを繰り返しているある場所の風景から線を引き出し、キャンバスに描くことは可能か。シリーズ「線を見る」より新作ペインティングを発表している彼女に、個展会場のYutaka Kikutake Galleryで話を聞いた。

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「白」の色調、イメージ、質感の幅を多様なメディアで感じる。浜名一憲、尹煕倉(ユン・ヒチャン)インタビュー

京都の艸居アネックスを会場に、「白」と題するグループ展が開催されている。素材も表現方法も異なる8名の作家が手がけた白の作品を展示し、白が空間につくり出す無限性や白の概念にもとづく内面性が提示されている。本展参加作家のうち、浜名一憲と尹煕倉にインタビューを行った。

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絣から感じるズレの美しさを、視覚を惑わすグリッドペインティングに表現。川人綾インタビュー

日本の伝統工芸の染織技術と脳科学の世界で研究が進められる錯視効果への興味から、「制御とズレ(Controlled and Uncontrolled)」をテーマにグリッドペインティング行う川人綾。工芸と科学という要素を絵画で融合させる試みについてインタビューを行った。

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人との関係性の始まりであり、すべてとつながる起点となる「顔」を描く。佐藤未希インタビュー

既存の画像にドローイングを重ねることで生み出した新たなイメージを、油彩でふたたび描き出すことで「人の存在」のあり方を問い続ける佐藤未希。6月2日よりYoshimi Artsで開幕した個展「沈黙の声」の出展作の話を交えながら、制作プロセスやコンセプトなどについてインタビューした。

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闇に異物を混入させる描写が、鑑賞者の目の動きを誘発する。谷原菜摘子インタビュー

「自身の負の記憶と人の闇を混淆した美」を命題に表現を続ける谷原菜摘子。2017年の五島文化記念文化賞美術新人賞の受賞で得た1年間のフランス研修滞在、その成果報告展が2会場で同時開催されている。新作のパステルドローイングを中心に展示する「紙の上のお城」と、新作をメインにベルベットを支持体とする油彩作品で構成する「うきよの画家」。「紙の上のお城」展会場のMEMでインタビューを行った。

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