2020.5.26

国立美術館で初。京都国立近代美術館が再開

2月末から新型コロナウイルスの影響で臨時休館を続けてきた京都国立近代美術館が、5月26日に再開。国立美術館では初の再開となった。

取材協力・撮影=木薮愛

国立美術館で最初の再開となった京都国立近代美術館
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 緊急事態宣言がすべての都道府県で解除されるなか、観光地・京都でも美術館の再開が本格化しようとしている。

 5月26日には、岡崎公園にある京都国立近代美術館が、国立美術館としては他館に先駆けて再開を迎えた。

再開を告げるバナー

 同館ではエントランスにフェイスシールドを着用した職員が待機。入館者の検温を行う様子が見られた。またチケット売り場の足元には、ソーシャルディスタンス確保のためのマーカーが施されている。

京都国立近代美術館のエントランス
京都国立近代美術館のエントランスで検温を行うスタッフ

 館内においても、受付を担当するスタッフはフェイスシールドを着用。このほか同館では、新型コロナ感染防止対策として、来館者に来館日時を記録するよう呼びかけているほか、マスク着用やアルコール消毒なども推奨している。

京都国立近代美術館の受付

 なお同館では、開幕延期となっていた「チェコ・デザイン 100年の旅」の会期を延長して開催。実質的に開幕日となったこの日の午前中は、大きな混乱も見られなかった。

京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」の展示風景
京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」の展示風景
京都国立近代美術館「チェコ・デザイン 100年の旅」の展示風景