緊急事態宣言がすべての都道府県で解除されるなか、観光地・京都でも美術館の再開が本格化しようとしている。
5月26日には、岡崎公園にある京都国立近代美術館が、国立美術館としては他館に先駆けて再開を迎えた。
同館ではエントランスにフェイスシールドを着用した職員が待機。入館者の検温を行う様子が見られた。またチケット売り場の足元には、ソーシャルディスタンス確保のためのマーカーが施されている。
館内においても、受付を担当するスタッフはフェイスシールドを着用。このほか同館では、新型コロナ感染防止対策として、来館者に来館日時を記録するよう呼びかけているほか、マスク着用やアルコール消毒なども推奨している。
なお同館では、開幕延期となっていた「チェコ・デザイン 100年の旅」の会期を延長して開催。実質的に開幕日となったこの日の午前中は、大きな混乱も見られなかった。