EXHIBITIONS

リニューアル企画展

継承のトランジション

2026.07.24 - 08.30
 東京・東銀座のSHUTLで、リニューアル企画展「継承のトランジション」が開催される。会期は7月24日〜8月30日。参加アーティストは、倉敷安耶、JACKSON kaki、MULTISTANDARDの3組。

 SHUTLは、黒川紀章設計「中銀カプセルタワービル」のカプセル2基を収納した空間として開業。カプセルの一時撤去後は約85平方メートルの空間をフルオープンで運営し、今回、建築家・板坂留五(RUI Architects)とともに空間デザインを更新する。新たな空間では、ホワイトキューブやフルフラットといった既存の空間のあり方を問い直し、アーティストやデザイナー、その作品やプロダクトがSHUTLという空間と向き合うことで生まれる表現や展示手法を取り上げる。

 本展は、継承を静的な保存行為ではなく、受け継がれるたびに現在の文脈が流入し、変化し続ける動的なプロセスとしてとらえる。倉敷、JACKSON kaki、MULTISTANDARDの3組が、それぞれ異なる時間との関わり方を通して、「継承」という概念の現在形を取り上げる。

 RUI Architectsの設計によって更新された同廊には、空間を組み替える可動壁システムが導入される。会期中は定期的に壁を手動で動かし、空間を変化させることで、継承されていく時間の流れにおけるプロセスや関わりの可視化を試みる。

 倉敷安耶は、宗教、ジェンダー、死、身体などの巨視的な領域から、職業、家族などに至る身近な領域まで、そこに伴う共同体と、生き抜くため行為であるケアをモチーフにし、転写技法を用いた平面作品を主軸にした作品を制作。また共食をテーマとした儀式的なインスタレーションやパフォーマンスなども行なっている。

 JACKSON kakiはアーティスト、DJ、VJ、ディレクター、グラフィックデザイナーとして活動。3DCGや映像、パフォーマンス、インスタレーション、サウンドなどのマルチメディアの表現に取り組み、身体とテクノロジーの関係性をテーマにした作品を発表している。

 MULTISTANDARDは、は社会が求める最適解を提示するのではなく、新たな視点をツールとしてデザインに機能させ、アイデアに形を与えることを主眼としている。