奥山由之は1991年生まれ。中学生のころから創作活動を開始。20歳で写真界の登竜門である第34回写真新世紀(2011)において優秀賞を受賞、25歳で講談社出版文化賞写真賞を受賞し、以降ファッション誌や、CDジャケット、広告、映像分野などで活動を続けている。その制作手法は、撮影は被写体と打ち解けることから始まるという。
本展では、雑誌『EYESCREAM』誌で連載された「君の住む街 -tokyo september orange-」から、約170点の写真を展示。広瀬すずや有村架純、二階堂ふみなど、すべてポラロイドカメラによって撮影された35人の人気女優たちの姿は、どこか親密な雰囲気をたたえている。
なお、このほか本展のために撮り下ろした東京の風景写真約25点もあわせて紹介。総合プロデュースはクリエイティブ・ディレクターの後藤繁雄、デザインは日本を代表するアートディレクター・服部一成が担当。会期中には、奥山由之とゲストによるトークイベントも開催予定。