EXHIBITIONS
Skeptically Curious:価値の変成をめぐる複数の試み
みずほ銀行京都支店1・2階で「Skeptically Curious:価値の変成をめぐる複数の試み」が開催されている。
私たちの社会や生活は、様々な情報や価値を信じることから成り立っている。しかし近年、既存の価値観が揺らぎ、真偽のつかない情報がSNSやメディアで飛び交うようになった。「信じること」がこれまでになく危うさを帯びてきているなか、私たちはこれから何を根拠として、何を、そして誰を信じてゆけばよいのか。
歴史のなかで人間社会を支えてきた重要な価値体系のひとつが、貨幣システムだ。その形態は、紀元前の物品貨幣に遡り、金属貨幣や紙幣、近年では電子マネーによって非物質化が進んでいる。実際その価値は為替相場や物価などの影響を受けてつねに変動し、一定することがない。
そこで本展は、みずほ銀行京都支店130周年を記念した、京都芸術大学と連携し開催する企画展として、貨幣経済の要として実際に業務が行われている銀行の空間に、価値の変成を巡る様々な作品や資料、ペインティング、陶芸、インスタレーション、インタビュー映像、さらに貝幣や陶貨幣などを展示。貨幣が見えない存在と化すなか、盲信することからも不安を煽ることからも距離を置き、「信じること」のあり方を多層的に考察するための場をつくり出す。
私たちの社会や生活は、様々な情報や価値を信じることから成り立っている。しかし近年、既存の価値観が揺らぎ、真偽のつかない情報がSNSやメディアで飛び交うようになった。「信じること」がこれまでになく危うさを帯びてきているなか、私たちはこれから何を根拠として、何を、そして誰を信じてゆけばよいのか。
歴史のなかで人間社会を支えてきた重要な価値体系のひとつが、貨幣システムだ。その形態は、紀元前の物品貨幣に遡り、金属貨幣や紙幣、近年では電子マネーによって非物質化が進んでいる。実際その価値は為替相場や物価などの影響を受けてつねに変動し、一定することがない。
そこで本展は、みずほ銀行京都支店130周年を記念した、京都芸術大学と連携し開催する企画展として、貨幣経済の要として実際に業務が行われている銀行の空間に、価値の変成を巡る様々な作品や資料、ペインティング、陶芸、インスタレーション、インタビュー映像、さらに貝幣や陶貨幣などを展示。貨幣が見えない存在と化すなか、盲信することからも不安を煽ることからも距離を置き、「信じること」のあり方を多層的に考察するための場をつくり出す。