EXHIBITIONS
日本の万国博覧会 1970-2005
第1部「EXPO'70 技術・デザイン・芸術の融合」/第2部「EXPO'75以降 ひと・自然・環境へ」
文化庁国立近現代建築資料館で「日本の万国博覧会 1970-2005」が開催される。
万国博覧会は、19世紀に各国の優れた物品を集めて展示する展覧会として始まり、現在では国際博覧会条約(BIE条約、1928年成立)にもとづいて行われる複数の国が参加する博覧会を指す。その内容も、展示に限らず、イベント、アミューズメントを含めて多様化してきた。
万国博覧会の建築は、展示品の器の役割を果たすためのものだが、近代建築の発展に大きな貢献をもたらした。万国博覧会が、国の威信をかけた催事であると同時に、短期間のみ使用される建築であることが様々な建築的な挑戦をうながし、その結果、万博建築は近代建築の進化に貢献することになった。
日本国内では、これまで日本万国博覧会(大阪万博、EXPO'70、1970)、沖縄国際海洋博覧会(1975)、つくば国際科学技術博覧会(1985)、国際花と緑の博覧会(1990)、日本国際博覧会 愛・地球博(2005)の5回の万国博覧会が開催されており、大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日開催)がそれに続き、6回目ということになる。
本展では、文化庁国立近現代建築資料館が所蔵する図面や企画段階の資料を、会期を2部に分けて紹介。第1部「EXPO'70 技術・デザイン・芸術の融合」では、5回の万国博覧会の概要を紹介しつつ、とくに日本万国博覧会(大阪万博)について代表的な施設の図面等を通して、技術・デザイン・芸術の融合に向けた創造的な挑戦と努力の証を展示する。
第2部「EXPO'75以降 ひと・自然・環境へ」では、日本万国博覧会(大阪万博)の一部展示替えを行い、ほかの4つの博覧会に関する収蔵図面と資料を展示。EXPO'70の技術を前面に出した総合テーマから、人間の居住、海や山などの自然、さらに地球の環境への配慮へと総合テーマが変化し、それに伴って、博覧会の会場計画の手法や建築デザインも変化を遂げる様子を公開する。
本展覧会を通じて、万国博覧会が果たした建築史上の役割の一端を理解しつつ、日本の万国博覧会の変遷および博覧会建築ならではの建築デザイン上の創意工夫を鑑賞することができるだろう。
万国博覧会は、19世紀に各国の優れた物品を集めて展示する展覧会として始まり、現在では国際博覧会条約(BIE条約、1928年成立)にもとづいて行われる複数の国が参加する博覧会を指す。その内容も、展示に限らず、イベント、アミューズメントを含めて多様化してきた。
万国博覧会の建築は、展示品の器の役割を果たすためのものだが、近代建築の発展に大きな貢献をもたらした。万国博覧会が、国の威信をかけた催事であると同時に、短期間のみ使用される建築であることが様々な建築的な挑戦をうながし、その結果、万博建築は近代建築の進化に貢献することになった。
日本国内では、これまで日本万国博覧会(大阪万博、EXPO'70、1970)、沖縄国際海洋博覧会(1975)、つくば国際科学技術博覧会(1985)、国際花と緑の博覧会(1990)、日本国際博覧会 愛・地球博(2005)の5回の万国博覧会が開催されており、大阪・関西万博(2025年4月13日〜10月13日開催)がそれに続き、6回目ということになる。
本展では、文化庁国立近現代建築資料館が所蔵する図面や企画段階の資料を、会期を2部に分けて紹介。第1部「EXPO'70 技術・デザイン・芸術の融合」では、5回の万国博覧会の概要を紹介しつつ、とくに日本万国博覧会(大阪万博)について代表的な施設の図面等を通して、技術・デザイン・芸術の融合に向けた創造的な挑戦と努力の証を展示する。
第2部「EXPO'75以降 ひと・自然・環境へ」では、日本万国博覧会(大阪万博)の一部展示替えを行い、ほかの4つの博覧会に関する収蔵図面と資料を展示。EXPO'70の技術を前面に出した総合テーマから、人間の居住、海や山などの自然、さらに地球の環境への配慮へと総合テーマが変化し、それに伴って、博覧会の会場計画の手法や建築デザインも変化を遂げる様子を公開する。
本展覧会を通じて、万国博覧会が果たした建築史上の役割の一端を理解しつつ、日本の万国博覧会の変遷および博覧会建築ならではの建築デザイン上の創意工夫を鑑賞することができるだろう。