EXHIBITIONS

コケシスキー「時間と積層 - Time and Deposition - 」

2024.06.07 - 06.25

コケシスキー mindview

 京都 蔦屋書店で、コケシスキーによる個展「時間と積層 - Time and Deposition - 」が開催されている。

 コケシスキーは、多摩美術大学デザイン科卒業後に渡米し、Pratt Instituteを卒業。長くモーショングラフィック・デザイナーとして活動しながら、絵画制作も並行して行ってきた。2016年にはファインアートへ制作のフィールドを移し、精力的に活動。2022年には戸田建設が主催する「京橋アートウォール」の第1回優秀作品に選ばれたほか、2023年、BEAK 585 GALERY(大阪)で関西での初個展を開催し、今回は関西での2回目の個展となる。

 コケシスキーの作品の根底にあるのは「重なり」。物質が積み重なること、イメージがオーバーラップすること、あるいは、幾重ものレイヤーで織りなされた風景など、世界を重なりの結果としてとらえる。

 本展では、コケシスキーが活動初期から取り組んできた、重なった物質を少女のドレスに見立てた 「HEAP(ヒープ)」 シリーズ、重なりには時間軸が内包されていることに気づき、近年精力的に取り組んでいる「時間の重なり」をテーマとした「ストリートビュー」シリーズ、そしてストリートビューから連想された「マインドビュー」の3つのシリーズによって構成。