NEWS / HEADLINE - 2017.7.1

記憶の層が重なりあう「巨大本」。大竹伸朗の新作が直島で日本初公開

香川県・直島町のベネッセハウスミュージアムで、大竹伸朗の新作《Book #1/記憶層》が日本初公開される。公開初日の7月8日には、作家本人らによるトークイベントも予定されている。

大竹伸朗 Book #1/記憶層 2015-16

大竹伸朗 Book #1/記憶層 2015-16

 大竹伸朗は1955年東京都生まれ。80年代初頭のデビュー以来、コラージュなどの手法を用いた絵画作品や、ゴミやガラクタを素材にした立体作品の制作をはじめ、絵本や小説、エッセイ集の刊行や音楽活動など、多岐にわたる活動を展開している。

 《Book #1/記憶層》(2015-16)は、版画による「巨大本」を制作したいという大竹の学生時代からの念願を叶えた作品だ。印刷とペーパーパルプの工房を持つシンガポール・タイラー・プリント・インスティチュート(STPI)における滞在制作によって完成し、日本では今回初公開となる。

 全316ページ、ページサイズ100cm×80cmという大規模な作品のテーマとなっているのは「記憶」。シンガポール滞在中に同時制作していたスクラップブックや、現地で制作したイメージを刷り重ねたページが組み合わされ、「記憶の層」としてまとめられている。

 公開初日には、作家本人と、元STPIチーププリンター兼プロジェクトリーダーの小川栄太郎、ベネッセアートサイト直島インターナショナルアーティスティックディレクターの三木あき子が、制作の経緯やコンセプトについて語るトークイベントも開催される。

大竹伸朗 Book #1/記憶層 2015-16