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EXHIBITIONS

開館50周年記念

コレクションのつくりかた / つたえかた―日本と西洋の近代美術―

2024.04.20 - 06.23

ピエール=オーギュスト・ルノワール 《読書するふたり》 1877年、油彩・カンヴァス

マリー・ローランサン 《ブルドッグを抱いた女》 1914年、油彩・カンヴァス

岸田劉生 《五月の砂道》 1918年、油彩・カンヴァス

 群馬県立近代美術館で、開館50周年記念「コレクションのつくりかた / つたえかた―日本と西洋の近代美術―」が開催されている。

 群馬県立近代美術館は開館50周年を迎える。長い年月をかけてつくり上げられたコレクションは現在約2100点を数え、国内外の近現代美術、日本と中国の古美術、日本画、染織工芸など幅広い分野にわたる。本展では、そのなかから日本の近代洋画と西洋近代美術のコレクションを取り上げ、代表的な作品約100点を紹介する。

 最初期に収集を開始した湯浅一郎、福沢一郎、山口薫、鶴岡政男、オノサト・トシノブら、洋画壇にその名を刻む群馬の作家たちのコレクションは、現在も新たに作品や資料が収蔵され、作家像を刷新。1990年代から本格的な収集がはじまったヨーロッパ近代美術のコレクションは、ルノワールやモネなどの印象派、藤田、シャガールらのエコール・ド・パリの画家たち、そしてキュビスムのピカソなど、巨匠たちの個性を伝える。それぞれの制作や収集背景をひもとく解説とともに、作品との対話を楽しんでいただきたい。

 また、美術館は収蔵作品の魅力を広く伝える役割を担う。今回は、これまで制作してきた鑑賞サポートツールなど、コレクションのコミュニケーションについて、同館の活動の一端も紹介する。