EXHIBITIONS

東広島市制施行50周年記念

ヨハネ・パウロ2世美術館展

ジャン=マルク・ナティエ 花の神フローラに扮する女性の肖像 1753 © Museum of John Paul II and Primate Wyszyński

 東広島市立美術館で、東広島市制施行50周年記念「ヨハネ・パウロ2世美術館展」が開催されている。

 ポーランドの首都ワルシャワに位置し、同国の個人コレクションとしては最大級の規模を誇るポルチェンスキ・コレクションで知られる、ヨハネ・パウロ2世美術館。400点を超えるコレクションは、中世から近代に至るまでの西洋絵画史をたどることのできる充実したものとなっている。

 本展では、絵画のなかの女性たちに焦点をあてた61点を厳選し、16世紀ルネサンスからバロック、ロココ、近代まで400年間の西洋絵画を「母と子」「神話と伝説」「肖像」の3つのテーマで紹介。クラーナハ(子)、レンブラント、ヴァン・ダイク、ナティエやゴヤなど時代を彩る巨匠たちが描いた女性像と西洋絵画の伝統を展覧している。