EXHIBITIONS

テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本

2024.04.06 - 05.07, 2024.05.09 - 06.09

写真提供:パナソニック汐留美術館 撮影:ミカワカメラ

 パナソニック汐留美術館で 「テルマエ展 お風呂でつながる古代ローマと日本」が開催されている。
 
 古代ローマの公共浴場(テルマエ)は、その高い建築・土木技術で知られるとともに、当時の豊かな暮らしぶりの象徴として、国内外から高い関心が寄せられている。日本でも公衆浴場はこよなく愛され、家庭内の風呂が当たり前になった現在でも、東京だけで約700軒の公衆浴場が存在する。

 本展は、日本における古代ローマ研究の第一人者である青柳正規(山梨県立美術館館長)、芳賀京子(東京大学大学院教授)の監修と、マンガ『テルマエ・ロマエ』で知られるヤマザキマリの協力のもと、古代ローマの人々の生活を「お風呂文化」を中心に紹介。絵画・彫刻・考古遺物といった100件以上の作品と映像や再現展示を通して、古代ローマをより身近に感じることのできる展覧会となっている。
 
 本展の開催館(※)には、国内有数の温泉地のある地域が含まれており、それぞれの地域に残される地方色豊かな歴史と文化にも触れながら 『テルマエ・ロマエ』の主人公・ルシウスが浴場を通して日本とローマを往復したように、それぞれの浴場文化を体感することができる。

 ※山梨県立美術館(2023年9月9日〜11月5日)、大分県立美術館(2023年11月25日〜2024年1月21日)、神戸市立博物館(2024年6月22日〜8月25日)