京都にある任天堂の旧本社社屋が今年4月、ホテル「丸福樓(まるふくろう)」として生まれ変わる。
今回、ホテルとして生まれ変わるのは、京都・鍵屋町の正面通に面する任天堂旧本社社屋。1947年に、任天堂の前身である山内任天堂が花札、かるた、トランプなどの製造や販売をする会社として「丸福株式会社」を設立。その歴史をつむぎ、当時の屋号をホテル名に含めた。
ホテルは7つのスイートを含む全18室。既存棟(旧本社社屋)は、山内任天堂時代に花札などの製造販売や、創業者山内家が居住する場所として利用されていた建物で、当時の趣を生かしてリニューアル。また、新棟は安藤忠雄が設計監修を務めるシンプルで居住性の高い空間となり、全室調度品が異なるという。