EXHIBITIONS

再興第108回 院展

2023.10.28 - 11.19

水野淳子 きのうのきょうとアシタ (第29回足立美術館賞受賞作)

 足立美術館で 「再興第108回 院展」が開催されている。

「院展」の名で親しまれる日本美術院は、1898(明治31)年に創立された美術団体だ。横山大観、菱田春草、下村観山らが中心となり、新しい時代にふさわしい日本画を切り開くための研究に打ち込んだ。一時活動は休止されるが、1914(大正3)年に再興。画家たちは研鑽を積み、院展を舞台に名作や話題作を発表してきた。その後も今日に至るまで、院展は優れた画家を輩出し、画壇を代表する団体のひとつとして重要な役割を果たしている。

 本展では、東京展に次ぐ巡回展となっており、日本美術院同人の新作や各賞の入賞作など総数90点を展示。また、今回第29回足立美術館賞を受賞した水野淳子の 「きのうのきょうとアシタ」もいち早く公開され、現代日本画の魅力を堪能することができる。