EXHIBITIONS
アン・ハーディ、松﨑友哉「Tides」
Yutaka Kikutake Galleryでアン・ハーディと松﨑友哉の2人展「Tides」が開催されている。
松﨑は1977年福岡生まれ、現在ロンドン在住。松﨑はジェスモナイト(Jesmonite)と呼ばれる水性樹脂を用いた支持体で作品を制作しており、自身の絵画の系譜をイギリスのコーンウォール地方に点在している穴の空いた岩、また灰色を基調とした抑制された色彩感覚に重ねている。松﨑は昨年はじめた野草採集や食事会の開催をきっかけに、以前より抱いていた風景についての考察を深め、環境とそれを取り巻く諸条件への眼差しは絵画的実践にも大きな影響を及ぼしている。
ハーディは1970年英国生まれ、現在ロンドン在住。光や音を組み合わせた大規模なインスタレーション作品をはじめ、その他に彫刻作品やフォトグラムなども手がけている。ハーディも空間の観察や路上での採集を制作プロセスの一貫として位置付けており、用途を失った場所や取り残されたものなどを「都市に潜在する集団的無意識」に言及する要素として作品に登場させている。
松﨑が目の前に現れる風景を環境およびその複合的な要因がもたらす結果であると考えるように、ハーディもまた街を海のようなものだととらえている。本展は異文化間における空間の理解の違い、自然に対する感性など、松﨑とハーディに通じる共通テーマの展開を軸に、国際文化交流の視点も伴ったYutaka Kikutake Galleryにおける初の試みとなる。
松﨑は1977年福岡生まれ、現在ロンドン在住。松﨑はジェスモナイト(Jesmonite)と呼ばれる水性樹脂を用いた支持体で作品を制作しており、自身の絵画の系譜をイギリスのコーンウォール地方に点在している穴の空いた岩、また灰色を基調とした抑制された色彩感覚に重ねている。松﨑は昨年はじめた野草採集や食事会の開催をきっかけに、以前より抱いていた風景についての考察を深め、環境とそれを取り巻く諸条件への眼差しは絵画的実践にも大きな影響を及ぼしている。
ハーディは1970年英国生まれ、現在ロンドン在住。光や音を組み合わせた大規模なインスタレーション作品をはじめ、その他に彫刻作品やフォトグラムなども手がけている。ハーディも空間の観察や路上での採集を制作プロセスの一貫として位置付けており、用途を失った場所や取り残されたものなどを「都市に潜在する集団的無意識」に言及する要素として作品に登場させている。
松﨑が目の前に現れる風景を環境およびその複合的な要因がもたらす結果であると考えるように、ハーディもまた街を海のようなものだととらえている。本展は異文化間における空間の理解の違い、自然に対する感性など、松﨑とハーディに通じる共通テーマの展開を軸に、国際文化交流の視点も伴ったYutaka Kikutake Galleryにおける初の試みとなる。