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長島有里枝

Yurie Nagashima

© Masashi Asada

 長島有里枝は1973年東京都生まれ。93年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科在学中に自身の家族のヌードを撮った作品が「アーバナート #2」展でパルコ賞を受賞しデビュー。卒業後、99年カリフォルニア芸術大学MFA修了。2001年には蜷川実花、HIROMIXらとともに第26回木村伊兵衛写真賞を受賞したほか、10年には『背中の記憶』(講談社)で第26回講談社エッセイ賞を受賞。家族やアイデンティティなど、他者との関係性をテーマに写真作品を制作するいっぽう、女性のライフコースに焦点を当てたインスタレーション作品を発表する。

 15年武蔵大学人文科学研究科博士前期課程修了。主な個展に「5 Comes After 6」(UTRECHT、東京、2015)、「縫うこと、着ること、語ること。」(デザイン・クリエイティブセンター神戸、2016)、「Forever is Composed of Nows」(MAHO KUBOTA GALLERY、2017)、「そしてひとつまみの皮肉と、愛を少々。」(東京都写真美術館、2017)など。グループ展に「THE FURIOUS GAZE」(El Centro Cultural Montehermoso、ビトリア、2008 )、「開館10 周年記念展 庭をめぐれば」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、静岡、2012)、「拡張するファッション」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2014)など。