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NEWS / HEADLINE - 2018.3.9

〈映像演劇〉という新しい演劇のかたち。チェルフィッチュの演劇公演/展覧会が熊本市現代美術館で開催

昨年20周年を迎えた演劇カンパニー「チェルフィッチュ」。チェルフィッチュ全作品の脚本と演出を務める岡田利規が映像作家の山田晋平と取り組む「映像演劇」が集まる展覧会が熊本市現代美術館で開催される。初の映像展示となる本展の会期は2018年4月28日〜6月17日。

チェルフィッチュ 楽屋で台本を読む女 2017–18 プロダクションショット

 1997年に設立された演劇カンパニー「チェルフィッシュ」は、独特な言葉と身体の関係性を用いた手法の作品を発表し、国内外で高い注目を集めてきた。アメリカ軍がイラク空爆を開始した2003年3月21日を含む5日間の若者たちの日常を描いた『三月の5日間』は、第49回岸田國士戯曲賞を受賞。本作品で国外進出を果たして以来、世界70都市での上演歴とともに活動の幅をさらに広げている。

チェルフィッチュ 働き者ではないっぽい 3 人のポートレート 2017–18 プロダクションショット

  熊本市現代美術館で開催する「渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉」とは、チェルフィッチュ全作品の脚本と演出を務める岡田利規が、「境界のありよう」をテーマにつくる「映像演劇」によって構成される演劇公演/展覧会だ。「映像演劇」とは、岡田が映像作家の山田晋平とともに取り組み始めた新しい形式の演劇であり、プロジェクションされた映像が人の感覚に引き起こす作用によって、展示空間を上演空間へと変容させるというもの。

 作品は、塚原悠也(contact Gonzo)が、閉じられたドアの向こう側について観客に話しかける《A Man on the Door》、カーテンのように設置された半透明のスクリーンに7人の人物が現れる群像劇《The Fiction Over the Curtains》、「映像演劇」が上演されているステージと、それを観ているはずの観客側の空間が交錯する《楽屋で台本を読む女》などの6本に加え、岡田による書き下ろしテキスト《渚》《瞼》《カーテン》も発表。

チェルフィッチュ The Fiction Over the Curtains 2017–18 プロダクションショット 撮影=加藤甫

 チェルフィッチュにとって初の映像展示となる本展。リアルとフィクション、舞台と観客席といった領域が不確かなものとなっていく「映像演劇」は、新たな演劇のあり方を見せてくれるだろう。

information

渚・瞼・カーテン チェルフィッチュの〈映像演劇〉

会期:2018年4月28日〜6月17日
会場:熊本市現代美術館
住所:熊本市中央区上通町2-3
電話番号:096-278-7500
開館時間:10:00〜20:00 ※入場は閉館の30分前まで
休館日:火 ※ただし5月1日(火)は開館
料金:一般 1000円 / シニア 800円 / 学生(高校生以上) 500円 / 中学生以下 無料

event

オープニングトーク「チェルフィッチュの〈映像演劇〉」
本企画に関わる3名によるトーク
講師:岡田利規、山田晋平、長坂常
日時:4月28日(土)14:00~15:30
場所:熊本市現代美術館ホームギャラリー
 
上映プログラム「チェルフィッチュ再入門」
チェルフィッチュ演劇作品の特別上映プログラム
時間:各回18:00〜
場所:熊本市現代美術館ホームギャラリー
1)『部屋に流れる時間の旅』2016年初演 上映時間約75分
2)『God Bless Baseball』2015年初演 上映時間106分
3)『スーパープレミアムソフト W バニラリッチ』2014年初演 上映時間104分
4)『地面と床』2013年初演 上映時間107分
 
ワークショップ「〈映像演劇〉を演じてみよう!~スマホでつくる〈映像演劇〉~」
日時:5月20日(日)1)11:00〜 2)14:00〜
場所:熊本市現代美術館ホームギャラリー
講師:山田晋平
 
ツアー「〈映像演劇〉タネあかしツアー」
〈映像演劇〉の不思議な体験の謎を解き明かすツアー
日時:1)5月5日(土・祝) 2)5月27日(日)各回11:00~11:30
場所:展覧会会場内
※要展覧会チケット、申込不要
 
CAMKプレママ&ファミリー・ツアー
0–6歳の子どもと大人または妊娠中の方と家族や友人のみなさんと一緒に楽しむツアー
日時:5月12日(土)10:30〜11:10
場所:展覧会会場内
定員:7組(事前申込制)
※要展覧会チケットにて実施

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