
佐々木類インタビュー。ガラスに閉じ込める「不可視の記憶」
透明なガラスに植物や日常の風景を封入し、目には見えない記憶の可視化を追求するアーティスト・佐々木類。その個展「不在の記憶」が、東京・西麻布のWALL_alternativeで開催された。これを機に、佐々木の制作背景に迫る。

透明なガラスに植物や日常の風景を封入し、目には見えない記憶の可視化を追求するアーティスト・佐々木類。その個展「不在の記憶」が、東京・西麻布のWALL_alternativeで開催された。これを機に、佐々木の制作背景に迫る。

東京・京橋のアーティゾン美術館で開催されている「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」展。その特設ショップで注目のオリジナルグッズ5選をまとめてお届け。

ニューヨークを拠点とするアーティスト・松山智一の東京初となる大規模個展「松山智一展 FIRST LAST」が、麻布台ヒルズ ギャラリーで始まった。

東京・天王洲で寺田倉庫が運営するWHAT MUSEUM内にある「建築倉庫」が、新たに体験型スペースを増設してリニューアル。その内容をレポートする。

東京都庭園美術館で「戦後西ドイツのグラフィックデザイン モダニズム再発見」がスタートした。会期は5月18日まで。

千利休により完成された侘び茶。その理念と美学は多くの武家にも継がれ、武家茶道が江戸期を通じて広く浸透した。その重要な存在が片桐石州という藩主であり、石州流茶道の祖である。この茶人に注目した初の展覧会「特別展 武家の正統 片桐石州の茶」が根津美術館で開催中だ(撮影は美術館の許可を得ている)。

東京国立近代美術館のギャラリー4で、12月22日まで開催されていたコレクションによる小企画「フェミニズムと映像表現」が好評につき、2月11日から再び開催されている。今回新たに追加された作品を中心に、会場をレポートする。

3月6日、2025年のAWARE賞受賞者がパリのフランス文化省で発表された。9回目を迎える本年度は、谷内恒子(たにうち・つねこ)が「名誉」賞を、ガブリエル・マングル(Gabrielle Manglou)が「新しい視点」賞を受賞した。

国立西洋美術館で開催され大きな話題を集めた「モネ 睡蓮のとき」が、京都市京セラ美術館に巡回し、幕を開けた。全67点で“光の画家“と称されるモネの表現の集大成に迫る展示だ。会期は6月8日まで。

カメラ・交換レンズ関連の光学機器メーカ「Sigma」が写真家・植田正治を訪ねるフォトウォークを昨年12月に開催。Sigmaが掲げる「The Art of engineering. Engineering for Art」を反映したこのフォトウォークをレポートするとともに、企業としてなぜアートを重視するのかに迫る。

恵比寿の「NADiff a/p/a/r/t」で、Chim↑Pom from Smappa!Groupの展覧会「ほたるのひかり」が開催する。会期は3月8日〜23日で、本展の最終日はNADiff a/p/a/r/tの最終営業日にもなる。

東京・東村山の国立ハンセン病資料館で「桜」をテーマとしたギャラリー展「桜を植えた人びと -多磨全生園70年の桜並木-」が開催される。会期は3月20日~4月13日。

六本木の東京シティビューで、手塚治虫「火の鳥」展─火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴─が開幕した。会期は5月25日まで。

21_21 DESIGN SIGHTで「ラーメンどんぶり展」がスタート。美濃焼のラーメンどんぶりを中心に、アーティストやデザイナーが手がけたオリジナル作品や、ラーメンの文化と歴史を深掘りする展示が行われている。会期は3月7日〜6月15日。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第81回
新着のアート本を紹介する『美術手帖』のBOOKコーナー。2025年1月号では、田中みゆきの『誰のためのアクセシビリティ? 障害のある人の経験と文化から考える』から、アンジャン・チャタジーの『なぜ人はアートを楽しむように進化したのか』、小森真樹の『楽しい政治 「つくられた歴史」と「つくる現場」から現代を知る』まで、注目の8冊をお届けする。

第80回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、ユク・ホイによる『芸術と宇宙技芸』を取り上げる。コンピュータ工学や人文学を修めたこの哲学者は、どのように「芸術」をとらえ、論じているのか。美学、表象文化論の星野太が評する。

第79回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2025年1月号では、美術史家ジョルジュ・ディディ=ユベルマンによる『「それ」のあったところ:《ビルケナウ》をめぐるゲルハルト・リヒターへの4通の手紙』を取り上げる。この美術史家の視点と4通の手紙からリヒターの代表作《ビルケナウ》の制作過程を綴った本書を、中島水緒が評する。

3月9日まで開催されている「アートフェア東京 19」。編集部4人がそれぞれ注目したブースとアーティストを紹介する。

全国の工芸作家の呼びかけによって行われた「工芸作家チャリティーオークション」の落札金額の一部を原資に、被災した石川の工芸作家を直接支援する「工芸みらい基金」が設立された。