東京国立博物館とモロッコ王国国立図書館が10月19日、学術研究や人材交流など幅広い分野での連携強化を目的とする国際交流協定(MOU)を締結した。同日、東博の平成館で行われた締結式には、同館藤原誠館長とモロッコ王国国立図書館のサミラ・エル・マリジ館長が出席し、協定書に署名した。
なぜ図書館とMOU締結?
2026年は日本とモロッコの外交関係樹立70周年にあたる。東博は今年6月にもモロッコ国立博物館財団とMOUを締結しており、両国の文化交流を積極的に進めている。
締結式で挨拶したエル・マリジ館長は、両国が地理的には遠く離れているものの、文化遺産を保存し、次世代へと継承するという共通の責任を担っていると強調。私たちの歴史を物語るかけがえのない証しを守り、未来の世代へと引き継ぐとともに、それらを交流と対話、そして相互理解の架け橋とすることが重要」と語った。
また、今回の協定について「機関間の取り決めという枠にとどまらない意義」があるとし、持続的で実りある協力関係の構築に期待を寄せる。さらに、文化遺産を「私たちの現在を照らし、未来への展望を築くための礎となる、生きた遺産」と位置づけ、双方の文化遺産の保存と価値への理解を深めることが、両国の友好関係の強化にもつながるとの考えを示した。

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