なお、本展の関連展示として、同館では岸幸太「彼の地、飛地」/笹岡啓子「The World After」「Park City」/篠田優「Voice(s)」も開催されている。本展は北島敬三によって2001年に設立された「photographers’ gallery」に関わる写真家3名によるこのグループ展だ。
岸は、東京・山谷、横浜・寿町、大阪・釜ヶ崎などに暮らす人々を撮影した『傷、見た目』(写真公園林、2021)と、国内外に撮影地を広げて街と人の関係を記録する「連荘」(KULA、2021〜)の二連作による「彼の地、飛地」を出品。

笹岡は、東日本大震災後の被災地を記録する「The World After」と、出身地・広島における過去と現在の対比を、公園内の出来事を通して表現した「Park City」の2シリーズを展示している。

そして長野県出身の篠田は、旧・信濃美術館の解体直前に取材したシリーズ「Voice(s)」を、同館のクロージング展以来8年ぶりに展示している。




















