アーティストの河野未彩と玉山拓郎がタッグを組んだ「Product and Space」は、モジュールを自由に組み合わせることで生み出される、プロダクトとインスタレーションのあわいに立ち上がる光の構造体を発表した。室内照明としての機能にとどまらず、空間演出の可能性も示す提案となっている。


ほかにもメイン会場では、伝統的な技術に見られる形や素材、機能の可能性を再解釈した提案や、人々の日常にあるストーリーや風景をプロダクトへと落とし込もうとするプロトタイプの展示も見られ、全体として意欲的で見応えのある構成となっている。大量生産された画一的なプロダクトがあふれる今日において、「こんなデザインが身の回りにあったら」と想像するのも楽しい。























