第2章「神さまと仏さまの姿」では、仏の姿や仏教の世界を描いた仏画や、日本の神々と仏との関連を示す垂迹画(すいじゃくが)、菅原道真や聖徳太子といった信仰の対象がどう描かれてきたのかをたどる。
《当麻曼荼羅》(14世紀、鎌倉時代)は、阿弥陀如来の極楽浄土を表した曼荼羅だ。金色に光り輝く仏たちが、美しく、そして楽しげに描かれており、死後に浄土へと訪れることへの憧れが表れている。

《聖徳太子絵伝》(14世紀、鎌倉時代)は、聖徳太子の功績を後世に伝えるためにその生涯を描いたものだ。年齢ごとに描かれた様々な場面の太子は、すべてオレンジ色の服で描かれており、どこに太子がいるのかが一目でわかるように工夫されている。




















