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「そのとき、どうする?展 –防災のこれからを見渡す–」(21_21 DESIGN SIGHT)開幕レポート【2/4ページ】

10の問いから「防災」を考える

 WOWは本展のディレクションを行うにあたって「21_21 DESIGN SIGHTで展覧会をやる以上、行政や教育機関で発信する内容とは異なるアプローチすべきだと考えた」という。展示室入口・ギャラリー1では、「災害とはなにか」を考えるためにビジュアル化されたコンテンツや、国内における災害の記録、伝承などが紹介されている。

 また、本展の体験として重要なのは、会場内に掲げられた10の問いに対して参加者自らが考えを持ち、自分ごと化していくことにある。これは展覧会タイトルでもある「そのときどうする?」にも呼応しているようだ。

展示風景より

 会場設計を担当したのはトラフ建築設計事務所。5メートルを超えるモノリスのような壁には「防災」にまつわる問いが掲げられており、側面や裏側には問いに対するヒントや答えが記されている。会場の動線や展示什器も迷路のように蛇行しており、参加者が問いについて考える時間が持てるよう仕立てられている。

展示風景より
展示風景より

編集部