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新作インスタレーションも。草間彌生美術館で「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」が開幕

東京・新宿の草間彌生美術館で、4回目となる展覧会「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」が開幕した。本展では、日本初公開となるカボチャの立体作品のほか、新作のインスタレーションなども展示されている。

展示風景より、《PUMPKIN》(2015)

 東京を代表するアートスポットとなった新宿の草間彌生美術館。ここで4回目となる展覧会「幾兆億年の果てより今日も夜はまた訪れてくるのだ―永遠の無限」がスタートした。

 本展のメインとなるのは、草間彌生の代表的なシリーズ「無限の網」。会場2階の展示室では、シリーズの初期作品および当時のニューヨークでの制作過程がわかる写真・資料を展示。

 長さ約10メートルにおよぶ《無題(無限の網断簡)》(1960)などを見ることができる。

展示風景より、《No. N2》(1961)、《Infinity Nets(1)》(1958)

 加えて、本展では新作のインスタレーションにも注目したい。草間のアイコンでもある斑点をまとったハシゴの作品《天国への梯子》だ。

 本作は、上下2枚の円形の鏡に色が変化するハシゴが挟まれており、合わせ鏡の効果によって無限にハシゴが伸びているかのように見える。「永遠の無限」という本展のタイトルに呼応するような作品。

展示風景より、《天国への梯子》(2019)の部分

 また、屋上では日本初公開となるステンレス製かぼちゃ立体作品もあわせて展示されているので、こちらも忘れずにチェックしたい。

3階に展示された「わが永遠の魂」シリーズ
展示風景より、《PUMPKIN》(2015)

編集部

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