リトアニアの現代オペラパフォーマンス『HAVE A GOOD DAY! 10人のレジ係、スーパーマーケットの音、ピアノのためのオペラ』が日本初上陸。今年9月に京都・岡崎のロームシアター京都(9月25日・26日)で、10月には愛知・豊橋の穂の国とよはし芸術劇場PLAT(10月3日)で上演される。
ヴェネチア・ビエンナーレ金獅子賞受賞の3名が突きつけるものとは?
本作を手がけるのは、2019年ヴェネチア・ビエンナーレ(第58回国際美術展)でのオペラ・パフォーマンス『Sun & Sea(Marina)』で金獅子賞(Best National Participation)を受賞し、一躍注目を浴びたリトアニアの女性アーティスト3名、ヴァイヴァ・グライニテ(1984〜/台本)、リナ・ラペリテ(1984〜/作曲・音楽監督)、ルギーレ・バルズジュカイテ(1983〜/演出・美術)だ。
本作はこの3人による初めての協働作品であり、2013年の初演以来、リトアニアをはじめヨーロッパ各国、アメリカ、中国など、世界各国の音楽・演劇・オペラフェスティバルで上演され続けている。

舞台は現代の消費社会を象徴した「スーパーマーケット」
本作の舞台となるのは、現代の消費社会を象徴する「スーパーマーケット」だ。「労働と消費と人間存在のゆくえ」をテーマに、機械的な言葉やつくり笑いを繰り返す10人の店員たちの内面にフォーカス。労働や消費の現場を舞台化することで、社会の在り方を問い直すと同時に、システムに埋没しがちな人間一人ひとりの多面性を静かに浮かび上がらせる。
また、本作では消費の対象である商品そのものは登場しない。副題の「10人のレジ係、スーパーマーケットの音、ピアノのためのオペラ」が示す通り、蛍光灯の明滅や、商品がスキャンされるたびに鳴り響く単調なブザー音など、きわめてミニマルな演出によって構成される。消費社会への皮肉とユーモア、そして個々の孤独な呟きが織りなすパフォーマンスを、ぜひ劇場で目の当たりにしてほしい。


関連イベントや鑑賞サポートも
本公演に関連して、託児サービスをはじめ、車椅子の方や、見えない・見えにくい方向けの鑑賞サポートなどが用意されているため、利用する際には事前に会場となる各館へ問い合わせることを推奨したい。
なお、9月26日の京都公演終了後には「感想シェア会」が同会場にて実施される(先着・要事前申込)。
























